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レオポルド・ストコフスキー :: Leopold Stokowski

レオポルド・ストコフスキー :: Leopold Stokowski
生没年 生年 18 April 1882, ロンドン(?)
没年 13 September 1977, Nether Wallop, Hampshire, イギリス
文化圏 イギリス(UK), アメリカ
専門 指揮者

ストコフスキーが生まれた1882年と言えば、まだロマン派の薫り芬々たる時代。グレン・グールドが製作したラジオ・ドキュメントの表現を借りれば、生年1882年にはワーグナーが存命中。ブラームスが物故した1897年は十代半ばの時期です。

生地をロンドンとする情報が多いのですが、真偽は不明と断り書きがついていることもしばしば。知己だった近衛秀麿は複数の著作でポーランドクラカウの生まれ記しています。本人に直接聞いた由。幼い頃からヴァイオリン、ピアノ、オルガンに親しみ、13歳にして王立音楽学校に進学。そこでオルガンと作曲を学びました。他校でも更に勉学に勤めながら、イギリス国内およびアメリカで、しばらくは主にオルガニストおよび合唱指揮者として活動していたそうです。

小編成のオーケストラの指揮で若い頃から経験を積み、当時の大指揮者アルトゥール・ニキシュのマスタークラスに参加したという話もあります。正規の指揮者デビューは1909年。パリのコロンヌ・オーケストラを振ってのデビューでした。この頃ストコフスキーはアメリカのシンシナティ交響楽団の音楽監督に応募していましたが、デビュー公演を聴いた同楽団関係者の高い評価もあって、若いながらも同年の内にそのポストを得ることとなりました。

シンシナティ交響楽団を率いたのは3シーズン。1912年には有名なストコフスキー・サウンドを作り上げることとなるフィラデルフィア管弦楽団 The Philadelphia Orchestraと契約を結ぶに至ります。ストコフスキーとフィラデルフィア管弦楽団の関係は、後年オーマンディーにその席を譲るまでおよそ四半世紀も続きました。

ストコフスキーの名声は高まり、当時のアメリカでトスカニーニと並ぶ楽団の寵児に!しかし、ハリウッドとの仕事に関わって、映画『オーケストラの少女』やディズニー『ファンタジア』のオーケストラを担当したこと、また、数々の曲に派手なオーケストレーションのアレンジを加えたことがインテリ派の眉をひそめさせたようです。今でも少々キワ物といったイメージが残っていますが、そう言ってすませて良いかは、一考の余地がありです。

ストコフスキーは意外なところで評価を得ていて、グールドの偏愛ぶりはその中でもよく知られているものでしょう。フルトヴェングラーらと並んで「超越的な瞬間」を与えてくれる指揮者だと賞賛の言葉を惜しみません。歯に衣着せぬチェリビダッケ「色彩の王者」と評しています。チェリストのカザルスは、対談の中で、ストコフスキーを偉大な指揮者として、トスカニーニ、フルトヴェングラーに並べています。

1940年代はハリウッドの仕事の他にアメリカの各種名門オーケストラへの客演をこなし、50年代はアメリカ国外への客演回数も多数。ウィーン・フィルの元楽団長オットー・シュトラッサーがその著作で賛辞を送っているのはこの時代のことです。1962年からの10年間は、自ら設立したアメリカ交響楽団を主に率いた後、再びイギリスに戻ったのは1972年95歳という長寿を全うするまで、生涯現役として活動しました。

現代音楽にも感心が深く、アイブスの交響曲第4番の世界初演、マーラーの交響曲第8番アルバン・ベルクのオペラ ≪ヴォツェック≫のアメリカ初演はストコフスキーの指揮によるものです。


L4W PickUp!

近年、セットものでも単売でもストコフスキーの録音が多数販売されるようになっております。Calaレーベルは、The Leopold Stokowski Societyが選曲した録音をシリーズとして、リリース中。どれを選ぶか、選択肢が多いだけに悩みますが、今回「色彩の王者」というコンセプトで比較的ベーシックな5枚を選んでみました。

余談ながらグールドが製作したストコフスキーのラジオ・ドキュメントの使用曲目もあわせて挙げておきます!この選曲も推薦盤や入門篇として活用できるのでは?検索にはLook4Wieck.com Top頁のAmazon.co.jp検索機能をぜひお役立てください!

  • シェーンベルグ ≪浄夜≫
  • グールド独奏によるベートーヴェン ピアノ協奏曲第5番
  • ブラームス 弦楽セレナーデ第1番
  • アイヴズ 交響曲第4番
  • ショスタコーヴィチ 交響曲第11番
  • チャイコフスキー ≪フランチェスカ・ダ・リミニ≫
  • ホルスト ≪惑星≫
  • スクリャービン 交響曲第4番 ≪法悦の詩≫



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関連サイト

The Leopold Stokowski Society:
The Leopold Stokowski Societyという協会のwebsiteです。経歴や録音・著書の情報を網羅しており、写真も多数。年ニ回ストコフスキーの録音の復刻をしていると説明にありますが、これはCala Recordsというレーベルからリリースされております。ブラームスの2番とメンデルスゾーンの4番を収めたストコフスキー最後のレコーディングのように、大手レーベルでは手に入りにくいものも!CD’sという欄から詳細リリース情報がチェックできます。

Leopold Stokowski:Making Music Matter:
University of Pennsylvaniaに居を構えるwebsite − ストコフスキーが育成したPhiladelphia OrchestraはPennsylvania州ですからペンシルヴェニア大学がこの様なサイトを持つのも納得です。さまざまに写真を入れた詳細な伝記のほかに、インタビューや録音が多数聴けるのが特色。ストコフスキーはそんなに早くはしゃべらないので、英語が苦手な方もぜひトライください!

The Philadelphia Orchestra − 公式website:
ストコフスキーと縁の深いPhiladelphia管弦楽団の公式website。元々、アマチュア愛好家の団体から発足したこの楽団の歴史、現代の活動状況、各種録音情報などが手に入ります。

ストコフスキー −その偉大なる遺産をたどる− by ストコフ好キ:
ストコフスキーのディスコグラフィーと新譜情報のチェックにお奨めです!

なんたってストコフスキー:
ストコフスキー・ファンの熱意溢れるwebsite!にぎやかな見た目どおりの盛りだくさんの内容で、公演パンフレットの写真やコンサート・ツアーの曲目情報等々他には中々ない情報があって楽しい頁です!

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