2008年11月後半クラシック国内盤新譜一覧の一覧です。下の点線に囲まれているindexをクリックすると該当新譜が表示される仕組みです。今月は、ちょっと並べ方を変えてみました。試行錯誤中ですみません!
Look4Wieck.comの注目アイテムは、敢えて絞り込みますと。ウィリアム・クリスティー指揮ヘンデル:歌劇≪ジュリオ・チェーザレ≫全曲国内盤。
オーケストラは、エイジ・オブ・インライトゥメント管弦楽団で、2005年のグラインドボーン音楽祭のライブ録画。ヘンデルのオペラをクラシック+モダーンテイストの舞台演出で現代に再現。
オペラのDVDでは、アンジェラ・ゲオルギューの歌う《椿姫》も!演奏は、マゼール指揮のスカラ座です。
再発売ものはグールドやホロヴィッツ、ブルーノ・ワルター、ヒラリー・ハーン、五島みどりその他と相変わらず、多数。クリスマス・年末も近い時期、大事な方へのプレゼントにいかがでしょうか?
ぜひごゆっくりご覧ください。
index:(クリックするとアイテム表示。主な演奏者や歌手の50音順。)
■DVD Amazonでは、DVDの予約購入がお買い得!:その1 / その2
■CD
◎交響曲ほか管弦楽曲(基本的に協奏曲を除く):その1 / その2 / その3 / その4 / その5
◎ピアノほか鍵盤楽器:その1 / その2 / その3
◎ヴァイオリン:その1 / その2
◎その他の器楽曲:その1 / その2 / その3
◎声楽曲:その1 / その2 ◎ イージー・リスニング CD
序でながら、、、と言っては失礼ですが、国内盤か輸入盤か不確かながら、大変面白い新録音をここでご紹介致します。
京都在住の大井浩明氏による、フォルテピアノによるベートーヴェンのピアノソナタ全集の録音が進行中。現在、二枚のCDがリリースされたばかりです。
・ベートーヴェンフォルテピアノのためのソナタ集 Plaudite Amici IV
・ベートーヴェンフォルテピアノのためのソナタ集 Plaudite Amici V
前者は第9番〜第11番、後者は第12番〜第14番《月光》を収録。
私も単なる横好きで、どこが大井氏の技術であり、どこがピアノフォルテの特性であり、どこが両者の融合なのか不明ですが、これを聴いて、フォルテピアノに表現力がないなどと今後言えないとはっきりと感じました。
- 全体的に音は柔らかく、わかりやすいところではスタッカートもきつくなりません。音の伸びや減衰も柔らか。柔らかいからと言って、迫力不足などありません。大井氏が、フォルテピアノに対する誤解を解くように演奏していると感じるところもあり。
- 「なんて多彩なタッチ」とびっくりでした。音の表情は大変豊かです。ふと柔らかくなるところなど、実に可愛らしい。
- 豊かと言えば、響きも豊か!重なる音も分離しながら響きます。右手左手が鮮明で、楽しいです。また、一音だけ見ても、線が震えているのを感じて、弦楽器に近づく感じがしたり。。。
フォルテピアノで聞き慣れると、現代ピアノに戻ってこれない方があっても不思議でないな、、、と感じる録音。いずれにせよ、多彩な音が聴こえますので、いままで気づかなかったこれら初期の曲の楽しさ、豊かさに気づくことも多いと思います。ぜひお確かめを!
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