さて恒例の新譜情報ですが、今回は趣向を変えて、今年生誕200年を迎えるフェリックス・メンデルスゾーン=バルトロディの新譜を取り上げることと致しました。
メンデルスゾーンが生まれたのは1809年2月3日。生誕記念需要を狙って、、、というとちょっとおかしな響きですが、昨年の末頃から、メンデルスゾーン録音の再発売を含む新譜が続々と登場しております。
下にある四角い点線で囲まれた中の、交響曲他、協奏曲等々をクリック頂くと、四角い点線部分の下に該当アイテムが表示される仕掛けです。
ぜひごゆっくりご覧ください。
2008年末〜2009年初頭のメンデルスゾーンの新譜一覧
index:(クリックするとリリースの新しいもの順で、アイテムが欄外下部に表示されます。)
上に入っていない注目品点で行きますと、なんといってもBMGが廉価で出すBoxセット Mendelssohn: Complete Masterpiece/Various(30枚組)!
これは、SonyやRCA他の録音をいろいろ取り混ぜたものですが、価格的にも内容的にも、メンデルスゾーンを知るに大変便利なセット。
クルト・マズア指揮/ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団の交響曲全曲、ヴァイオリンやピアノの各種協奏曲はもちろんの事(Vn協奏曲は有名なホ短調 Op.64のみではありません!)、弦楽交響曲全曲も!
カンタータ《最初のワルプルギスの夜》Op.60と《真夏の夜の夢》も全曲収録。序曲集もCD1枚分入っております。
オラトリオの《聖パウロ》・《エリヤ》の他、室内楽も弦楽四重奏曲全曲の他、弦楽五重奏曲、ピアノ三重奏曲、ヴァイオリン・ソナタ、チェロ・ソナタ、クラリネット・ソナタ等々。
30枚なので、挙げて行くと切りがないですが、ピアノ曲も《無言歌》他多数。声楽曲に戻れば、上述のオラトリオやカンタータの他に、詩編や主要なリートも収録。
一つ一つ揃えたら大変な価格になりますが、このセットならば新譜3枚分程度という安価。
メンデルスゾーンの録音は手に入り難いものも多いので、ぜひこの機会に有名曲以外もいろいろ楽しまれてはいかがでしょうか?
もう一つの注目品点は、私はまだ未読で、今現在到着を待っているところですが、船木 元著『メンデルスゾーンの世界』。2008年11月に刊行された書籍ですが、今現在、メンデルスゾーンでは数少ない手に入り易い伝記&紹介書となっております。
上のBMGのセットと併せて、お手にされると、メンデルスゾーンの世界がぐんと近くなるのでは?
よろしくご検討ください。