2004年から逐次刊行されている、音楽之友社の『作曲家◎人と作品』シリーズ。
第1期12巻が完結し、現在、同じく12巻が予定されている第2期に移っています。
1冊は、伝記を記す「生涯篇」、主要作品案内の「作品篇」、該当作曲家の年譜と作品一覧の「資料篇」の3部構成からなります。
多少は出来不出来があって、何月何日にどこに居たという記録ばかり並んで、およそ作曲家の声が聞えないものもありますが、全体的には、平明な記述で、時代的背景にも話がおよび、手紙や逸話の紹介もふんだんで、お奨めするに値するシリーズといえましょう。
価格も、大体1200〜1500円と内容からと、良心的。
参考文献の記述もしっかりしていて、これからいろいろと読み進めていく上にも便利です。私も実は全巻購入しており、それぞれ通勤電車で1日、2日で読み終えたあと、手元において、調べものに活用しております。
こういったシリーズものは、なにが出ているか分かりにくいこともあるので、
本日は、第1期12巻をまとめてリンクをつけておきます。
順序は、作曲家の生年順で。
******
『モーツァルト』
西川尚生 著
326頁
『シューベルト』
村田千尋 著
286頁
『ショパン』
小坂裕子 著
254頁
『リスト』
福田弥 著
286頁
『ワーグナー』
吉田真 著
278頁
『ヴェルディ』
小畑恒夫 著
286頁
『チャイコフスキー』
伊藤恵子 著
270頁
『ドヴォルジャーク』
内藤久子 著
270頁
『プッチーニ』
南條年章 著
238頁
『マーラー』
村井翔 著
334頁
『ショスタコーヴィチ』
千葉潤 著
270頁
『武満 徹』
楢崎洋子 著
286頁
Related Articles: