<最新刊発行に伴う記事のアップデートです>
2004年から逐次刊行されている、音楽之友社の『作曲家◎人と作品』シリーズ。
今回は、刊行中の第2期について、リンクをつけてまとめてご紹介します。
*****
2008年2月現在、上梓されているのは下記の4冊。
どれも一定の水準を持っており、最低限+αの知識が安価で手に入ります。
強いて言いますと、『ドビュッシー』松橋麻利著が一番面白かったかしら。興味深い小話が、読み物として楽しく感じるほど、さまざま入っていました。ドビュッシーって、皮肉なだけでなくて、若い頃は、かなり、いたずら好きだったのですね。
最新刊は 『シューマン』ですが、生い立ち・家柄の話などあまり知らなかったので面白く読めました。シューマンが指を壊した機械の図など出ていたり。作品紹介では室内楽に十分配慮されていてそこの美点かと思います。
『ヘンデル』
三澤寿喜 著
288頁
『ブルックナー』
根岸一美 著
256頁
『ブラームス』
西原稔 著
288頁
『ドビュッシー』
松橋麻利 著
272頁
『シューマン』
藤本一子 著
272頁
引き続き
・バッハ
・ハイドン
・ベートーヴェン
・メンデルスゾーン
・ラヴェル
・ストラヴィンスキー
・山田耕筰
が刊行予定。
ハイドン、メンデルスゾーンなど意外に現在手に入りやすい伝記が少ないので、刊行が楽しみです。幣頁でも順次情報をupdateして参ります。
Related Articles: