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ジョン・ブアマン監督 『未来惑星ザルドス』 (1974年、英)




先週に引き続きSF作品からのご紹介で『未来惑星ザルドス』です!監督は『エクソシスト2』を撮ったジョン・ブアマン。主人公にはショーン・コネリーを、ヒロインにはシャーロット・ランプリングを配役。

タイトルや商品の写真からは、典型的なB級の宇宙活劇を想像してしまいますが、B級はB級ながら、不思議な魅力に満ちた作品になっています。

舞台は核戦争かなにかで荒廃した未来の地球。

そこでは、一部の人間だけが、外部世界から遮断されたヴォルテックスという名の理想郷で安穏に生活しています。

外の世界では、人々は獣同然に野蛮化。ヴォルテックスに選ばれた暴虐な狩猟隊によって、数が増えないよう定期的に狩りが行われるというカルト的設定。

本作品の主人公は、その狩猟隊の隊長ゼッド。彼がヴォルテックスの秘密を見ようと潜入を試みることから、ストーリーが展開します。

舞台装置は実に低予算映画なのですが、演出も含めた雰囲気は20世紀初頭のモダーンとでもいったもので、なされる会話はニーチェが引用されたりと妙に哲学的。いろいろなところが中途半端で破綻している感もあるのですが、それがかえってミステリアスなムードを高め、さまざまな解釈を許す、そんな作品です。

冒頭からグロテスクなシーンもありますので、そういったものが苦手の方はご覧にならない方が良いやも知れません。

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この作品では、ベートーヴェン 交響曲第7番 第二楽章がさまざまな場面で使用されます。重苦しく反復されるテーマが、奥底の不幸だとか、繰り返される死などを象徴しているようです。

音楽と映像の組み合わせとしては、意外に効果的な一例ではないでしょうか?

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べートーヴェンの7番の言えば、フルトヴェングラーカルロス・クライバーが定番。

共に名声に違わない名演で、フルトヴェングラーは重々しく雄大に、クライバーは併収の5番とあわせて颯爽と駆け抜けるような音楽を作ります。この曲の名盤というと必ず出てくる二枚ですが、評判に違わない内容です。

フルトヴェングラーは全集盤でのご紹介。古い録音で音質は悪いものもありますが、どの交響曲についても、感銘深く、さすが一時代を築いたものと思わせます。音が生々しくうごめきながらも、観念的ではなく、ただ音楽であるのがフルトヴェングラーの素晴らしいところかと思います。

ベートーヴェン: 交響曲全集(紙ジャケット 6枚組)
W.フルトヴェングラー指揮 / ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
国内盤
べートーヴェン交響曲全集の輸入盤

Beethoven: Symphonien Nos. 5 & 7
Carlos Kleiber(Cond) / Vienna Philharmonic Orchestra
国内盤
輸入盤

L4Wとしましては、もう一つご紹介したい録音があります!それは同じくカルロス・クライバーながら、ライブ盤の録音

一つ大はずしの箇所も知られる名盤ですが、躍動感という点では、グラモフォンの録音をしのぐ楽しいものと存じます。ぜひどうぞ!

Beethoven : Symphony No.7
Carlos Kleiber(Cond.) / Bavarian State Opera Orchestra
輸入盤





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