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のだめカンタービレ第10巻のCDおすすめ|クラシック音楽名盤,名作紹介|Look4Wieck.com

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二ノ宮知子『のだめカンタービレ』第10巻―Look4Wieck.comが選ぶ、おすすめクラシック

二ノ宮知子『のだめカンタービレ』第10巻の商品写真二ノ宮知子『のだめカンタービレ』を題材に、Look4Wieck.comのおすすめ名盤・名著をご紹介しております。この度は第10巻 Lesson 53〜58

のだめを契機にいろいろ聞くぞ!でも、何から聴いたら・・・とお迷いの方に、楽しんで頂けたら幸いです。書き手の趣味がありますので、そこはご容赦を!

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二ノ宮知子『のだめカンタービレ』第10巻の商品写真二ノ宮知子『のだめカンタービレ』第10巻 曲目Index
Look4Wieck.comが選ぶ、迷ったときのおすすめ名盤

《第10巻》Lesson 53〜58


◎モーリス・ラヴェル:管弦楽編曲版《亡き王女のためのパヴァーヌ》
巻頭扉絵の楽譜&Lesson57 プラティニ国際指揮者コンクール 千秋の三次予選の課題曲

元は1899年、パリ音楽院学生時代のラヴェルが作ったピアノ曲。発表時の評判の良さ見て、ラヴェルはこの曲の価値にむしろ否定的な態度を取りましたが、その悲しみを帯びた古風な旋律と曲調は、一度聴いたらやはり忘れ難いもの。曲調管弦楽編曲はおよそ10年後になされました。

おすすめ名盤:

マルティノン指揮/パリ管弦楽団ほか ドビュッシー&ラヴェル:管弦楽曲集(8枚組)の商品写真 輸入盤 マルティノン指揮/パリ管弦楽団ほか ドビュッシー&ラヴェル:管弦楽曲集(8枚組)
フランスの指揮者マルティノンによるドビュッシーとラヴェルの管弦楽曲集(8枚組)。世紀末前後のフランスの大家ドビュッシーとラヴェルの主要管弦楽作品を網羅していて、価格的にも(大変安価!)もっともおすすめしやすいセットです。取りあえず、これを手に一通り聴いてしまうのも手であります。

クリュイタンス指揮/パリ音楽院管弦楽団 ラヴェル:逝ける王女のためのパヴァーヌ他 のAmazonの商品頁を開くクリュイタンス指揮/パリ音楽院管弦楽団 ラヴェル:逝ける王女のためのパヴァーヌ他
国内盤で人気があるのは、同じくフランスの指揮者クリュイタンスの録音。クリュイタンスもラヴェルの主要管弦楽を録音。国内盤ならば、一枚一枚集めていくことも可能です。

おすすめ書籍:

弟子のロザンタールの名著『ラヴェル―その素顔と音楽論』についてはこちらを、アービー・オレンシュタインの好著『ラヴェル 生涯と作品』についてはこちらをご参照ください

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◎ジュゼッペ・ヴェルディ:歌劇《オテロ》
Lesson53 パリ到着直後、バスティーユ・オペラにて。「ヴィエラ先生−−−」

60半ばの成功者ヴェルディが、中断を挟んで凡そ7年を掛けて作曲した名オペラ。それぞれの幕で途切れることなく続く音楽の奔流は、心の内に複雑に分け入ります。老いたヴェルディが、これまでの自らの作風と異なる新境地を開いた傑作です。

おすすめ名盤:

DVD ムーティ指揮/ミラノ・スカラ座 ドミンゴ、ヌッチほか ヴェルディ:歌劇《オテロ》 のAmazonの商品頁を開くDVD ムーティ指揮/ミラノ・スカラ座 ドミンゴ、ヌッチほか ヴェルディ:歌劇《オテロ》
2001年のライヴ録音。ムーティの颯爽としたメリハリがあって、甘い所は見事に甘い指揮、老いはあったもさすがのドミンゴが主役。ヌッチやフリットリら共演陣の歌唱も充実。国内盤にしてこの価格なのもありがたいところです。

輸入盤DVD C.クライバー指揮/ミラノ・スカラ座 ドミンゴ、カプチッリほか ヴェルディ:歌劇《オテロ》 のAmazonの商品頁を開く輸入盤DVD C.クライバー指揮/ミラノ・スカラ座 ドミンゴ、カプチッリほか ヴェルディ:歌劇《オテロ》
1976年のライヴで、音質も画質(モノラル)も決してよくないのですが、イタリア・オペラも得意としたカルロス・クライバーの指揮に、若きドミンゴやカプチッリといった名歌手も揃って、なかなか捨てておけない貴重な映像です。

おすすめ書籍:

 小畑 恒夫 著『作曲家◎人と作品 ヴェルディ』のAmazonの商品頁を開く小畑 恒夫 著『作曲家◎人と作品 ヴェルディ』
伝記と主要作品の詳細紹介、そして、関連著書や作品目録などのデータ、と充実した内容の音楽之友社の作曲家◎人と作品シリーズ。ヴェルディ鑑賞の道案内に最適です。当時の政治状況におけるヴェルディ人気の盛り上がり、私生活での姿など、知ればこれまで以上にヴェルディを楽しめる内容です。

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◎モーリス・ラヴェル:ピアノ曲《鏡》
Lesson53 ラヴェルが若い芸術家たちに捧げた曲。「ボクたちへの挨拶かな?」

30手前のラヴェルが書いた五つのパートからなるピアノ曲。自由で即興的なスタイルで、虫や鳥、海原等々、多彩な情景をピアノで描いた傑作です。

おすすめ名盤:

モニク・アース演奏 ラヴェル:ピアノ作品全集 のAmazonの商品頁を開くモニク・アース演奏 ラヴェル:ピアノ作品全集
サンソン・フランソワ演奏 ラヴェル:ピアノ作品全集 第二集
人気があるのは好対照な二つの録音。どちらもフランスのピアニストで、柔らかくもまた鮮やかなモニク・アースと、ユニークさでは誰にもひけをとらないサンソン・フランソワの名演。

サンソン・フランソワ演奏 ラヴェル:ピアノ作品全集 第二集 のAmazonの商品頁を開くもし機会があれば、どちらもお手にとって、ピアニストによる曲の印象の違い・響きの違いを楽しまれるのも一興です。

おすすめ書籍:

青柳 いづみこ 著『ピアニストが見たピアニスト』のAmazonの商品頁を開く青柳 いづみこ 著『ピアニストが見たピアニスト』
ラヴェルについてではなく、上のピアニスト、フランソワについて記されている著作。ピアニストである著者の目から、一般にも判り易い範囲でテクニックや解釈の特徴を記述。また、演奏者の内面にも迫ります。とりあげているのは、他にリヒテル、ミケランジェリ、アルゲリッチ、バルビゼ、ハイドシェックと計6人。一人あたり40頁の分量で、参考書籍や名盤の推薦もありますから、道案内にご利用ください!

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◎ヨハン・ゼバスティアン・バッハ:ヨハネ受難曲 BWV245
Lesson54 千秋「美しい建築物 街中が世界遺産のパリ 日曜日は教会でバッハ」

バッハがライプチヒのトーマス・カントールに就任の翌年になした合唱の役割の強いこの受難曲。マタイの陰に隠れがちですが、ぜひご一聴を!

おすすめ名盤:

鈴木雅明指揮/バッハ・コレギウム・ジャパン バッハ:ヨハネ受難曲のAmazonの商品頁を開く鈴木雅明指揮/バッハ・コレギウム・ジャパン バッハ:ヨハネ受難曲
1995年4月東京のカザルスホールでのライヴ録音で、バッハ・コレギウム・ジャパンのデビューをかざったもの。細部までよく検討されたと伺わせる丁寧な演奏と歌唱。一言に古楽といっても、やはりバッハ・コレギウム・ジャパン独特の世界が広がります。透明で清澄さ響きですが、激しいテキストと音のドラマを感じさせます。

ガーディナー指揮/イングリッシュ・バロック・ソロイスツ バッハ:ヨハネ受難曲のAmazonの商品頁を開くガーディナー指揮/イングリッシュ・バロック・ソロイスツ バッハ:ヨハネ受難曲
こちらはイギリスのガーディナーの録音。合唱はやはりガーディナーが設立したモンテヴェルディ合唱団。これまた一言で、古楽らしいなどと言えない録音で、ガーディナーと彼の楽団・合唱団らしい快活さとメリハリ、響きに溢れた録音です。

おすすめ書籍:

鈴木 雅明 著『わが魂の安息、おおバッハよ!』のAmazonの商品頁を開く鈴木 雅明 著『わが魂の安息、おおバッハよ!』
バッハ・コレギウム・ジャパンの鈴木雅明氏の著作は、バッハに対する関心を引き起こし、古楽の活動の一端を見せてくれることで大変面白い著作です。
最初の著作 鈴木 雅明・加藤 浩子著『バッハからの贈りもの』はバッハのさまざまなジャンルの曲を語り継ぎながら、演奏家・研究家の視点から、バッハの音楽にどう接するかについて、楽譜の選択、読み方、表現の仕方等々を判り易く紹介する対談形式の名著。
今回ご紹介する『わが魂の安息、おおバッハよ!』は、過去の演奏会のパンフレットや折々の寄稿をまとめたもの。やや、とっつきにくいところはあるかも知れませんが、バッハの受難曲やカンタータといった宗教声楽曲およびオルガン曲について、他には見られない記述が多く、わからないなりに読んでも、存分に関心をひく内容と存じます。欧州におけるバッハの音楽の成立と需要の歴史を、キリスト教社会の成り立ちを踏まえた上で、さまざまに考察する様も見事です。

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◎アントニン・ドヴォルザーク:交響曲第9番 ホ短調《新世界より》 Op.95
Lesson54 千秋がコンクールに向けて、勉強中の曲。

晩年のドヴォルザークがアメリカの音楽学校に校長として滞在時に作曲したこの《新世界より》。それまでのドヴォルザークの交響曲ともスタイルが変わっています。アメリカのさまざまな旋律を取り入れながらも、ドヴォルザーク自身は故郷ボヘミアの曲でもあると言っており、そう思うと、また聞こえるものが変わるやも知れません。

おすすめ名盤:

輸入盤 フリッチャイ指揮 ドヴォルザーク:交響曲第九番《新世界より》、スメタナ:《モルダウ》、リスト:《前奏曲》のAmazonの商品頁を開く輸入盤 フリッチャイ指揮 ドヴォルザーク:交響曲第9番《新世界より》、スメタナ:《モルダウ》、リスト:《前奏曲》
フリッチャイ晩年の名盤。丁寧で一つ一つのフレーズが見事に音楽で語ります。いまや通俗名曲の感があるこの曲ですが、あらためてなにかを感得させる名演では?併収のスメタナとリストも同じく素晴らしい出来!演奏は、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団。

輸入盤 ケンペ指揮 ドヴォルザーク:交響曲第9番《新世界より》、シューマン:交響曲第1番《春》のAmazonの商品頁を開く輸入盤 ケンペ指揮 ドヴォルザーク:交響曲第9番《新世界より》、シューマン:交響曲第1番《春》
R.シュトラウスやワーグナーの演奏で、決してメジャーとは言えずとも手堅いファンの多いルドルフ・ケンペの録音。これもまた、派手な名曲としての《新世界》ではなく、真面目に音楽を取り扱った名演と感じます。演奏は同じく、ベルリン・フィル。

おすすめ書籍:

内藤 久子 著『チェコ音楽の魅力―スメタナ・ドヴォルジャーク・ヤナーチェク』のAmazonの商品頁を開く内藤 久子 著『チェコ音楽の魅力―スメタナ・ドヴォルジャーク・ヤナーチェク』
スメタナ、ドヴォルジャーク、ヤナーチェクという三人のチェコの音楽家を追いながら、チェコに於ける国民音楽の時代的流れを説明いたします。伝記として、スメタナとヤナーチェクに触れている一般書は数少ないので、その点からも、ありがたい書籍。東欧圏とドイツ圏の関わりについて、社会的・経済的背景も伺わせる目配りの良さも秀逸です。
チェコ音楽に限らず、19世紀に各地で行われた民族音楽の流用に興味がある方にも広くお奨め!巻末に数ページながら、著者が選んだチェコ音楽のおすすめDVDとCDリストがついていて、これが中々楽しいものです。

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◎エクトル・ベルリオーズ:序曲《ローマの謝肉祭》
Lesson56 プラティニ国際指揮者コンクール 千秋の一次予選の課題曲

ローマ留学のおよそ10年後、40歳を超えたベルリオーズによる華やかな序曲。短い曲ながら、リズムといい、派手な打楽器や管楽器の使用といいベルリオーズらしい楽しい曲です。

おすすめ名盤:

コリン・デイヴィス指揮/シュターツカペレ・ドレスデン ベルリオーズ:序曲集のAmazonの商品頁を開くコリン・デイヴィス指揮/シュターツカペレ・ドレスデン ベルリオーズ:序曲集
ベルリオーズの浩瀚な全集を録音したサー・コリン・デイヴィス(管弦楽曲、オペラ、合唱曲に亘る輸入盤 24枚組)の序曲集 国内盤。思い入れに溺れず、端正なよい演奏です!

輸入盤シャルル・ミュンシュ指揮/ボストン交響楽団ほか ベルリオーズ:作品集(10枚組)のAmazonの商品頁を開く輸入盤シャルル・ミュンシュ指揮/ボストン交響楽団ほか ベルリオーズ:作品集(10枚組)
フランス出身の往年の名指揮者シャルル・ミュンシュのベルリオーズ作品集。大変安価な10枚組で、ひとまずベルリオーズをいろいろ聴いてみようとするのに便利です。1950年代から1960年代初頭の録音で、ボストン交響楽団常任指揮者時代のもの。
ミュンシュのメリハリのつけかたがまた独特にベルリオーズの魅力を引き出します。他の録音で、「今ひとつベルリオーズが判らない・・・」と感じた時には、ひとつお試しを!

おすすめ書籍:

英書『ベルリオーズ 回想録』のAmazonの商品頁を開く英書『ベルリオーズ 回想録』
日本語訳が相当古い古書しかなくて手に入り難いので、英書でリンクしております、ベルリオーズ自らの手になる回想録。これが相当傑作な書物で・・・いや、相当イカした書物でありまして、音楽家の伝記なのに、ほとんど冒険譚か活劇に読めてしまう、かなりのエンターテインメント。ベルリオーズが好きになること間違い無しの一冊です。

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◎フランツ・ヨーゼフ・ハイドン:交響曲第104番《ロンドン》 Hob.I-104
Lesson56 プラティニ国際指揮者コンクール 千秋の一次予選の課題曲

荘重な開始からやや哀しげに・・・と思うと一転!展開がまことに楽しい曲。晩年のハイドンが大いに人気を博したイギリスでの演奏旅行中に作曲・初演されました。ハイドン最後の交響曲で、交響曲の中でも傑作の一つです。

おすすめ名盤:

輸入盤 チェリビダッケ指揮/ミュンヘン・フィル ハイドン:交響曲第103番《太鼓連打》&第104番《ロンドン》のAmazonの商品頁を開く輸入盤 チェリビダッケ指揮/ミュンヘン・フィル ハイドン:交響曲第103番《太鼓連打》&第104番《ロンドン》
この名曲など誰のどれを聴いても、まず一様に楽しいものと思います。敢えてあまり選ばれない名録音から、晩年のチェリビダッケは如何でしょうか?重なり響く音の中でも、個々の楽器の音色が浮び上がり、アーティキュレーションもくっきりとしながら、きつくもならず。なかなか類のないユニークさを持つ素晴らしい録音と思います。

シギスヴァルト・クイケン指揮/ラ・プティット・バンド ハイドン:ロンドン(ザロモン)交響曲集(4枚組)のAmazonの商品頁を開くシギスヴァルト・クイケン指揮/ラ・プティット・バンド ハイドン:ロンドン(ザロモン)交響曲集(4枚組)
もう一つは、古楽の演奏団体から、小規模な編成の録音です。ロンドン・セットの12曲を総て集めながら、国内盤で大変安価。「これが正当な古楽だ、ピリオドだ」などと思わず、古楽も人や団体によってさまざまですから、クイケンとラ・プティット・バンドによって提示されたハイドンとして、お楽しみくださいませ。

おすすめ書籍:

中野 博詞 著『ハイドン交響曲』のAmazonの商品頁を開く中野 博詞 著『ハイドン交響曲』
ハイドン研究所の校訂楽譜集の編纂に参加した中野 博詞の著作。ハイドンの交響曲は104曲もあって、有名曲以外にも楽しい曲は沢山。最近は輸入盤で全集も比較的安価に手に入るようになりました。では、どれをどう聴いて行こう、とある時期の曲の特徴や背景はなんだろう・・・と気になる時、これは大変役に立つ書籍です。ぜひ、じっくりとハイドンの交響曲とおつきあいを!

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◎アントニン・ドヴォルザーク:交響曲第8番 ト長調 Op.88
Lesson56 プラティニ国際指揮者コンクール 千秋の二次予選の課題B《間違い探し》

ドヴォルザークの民俗色溢れる交響曲。そうと知らずに聴いても、次から次へと移り変わる旋律に、ボヘミアやスラヴの情景が想像される面白い曲です。

おすすめ名盤:

ジョージ・セル指揮/クリーヴランド管弦楽団 ドヴォルザーク:交響曲第8番&スラヴ舞曲のAmazonの商品頁を開くジョージ・セル指揮/クリーヴランド管弦楽団 ドヴォルザーク:交響曲第8番&スラヴ舞曲
この曲と言えば、多くの方が推薦するジョージ・セル指揮の1970年録音。ハンガリー出身で後半生はアメリカで活躍したセルは、あのカラヤンでさえ、その前に出て緊張したといわれる指揮者。オーケストラの育成能力にすぐれ、合奏能力の高さは今でも賞賛に値します。エッジが利きすぎと思う方もあるかも知れませんが、なにはともあれ、すごい演奏だ・・・と関心です!

輸入盤 アーノンクール指揮/ロイヤル・コンセルトヘボウ ドヴォルザーク:交響曲第8番 Op.88&交響詩《真昼の魔女》Op.108のAmazonの商品頁を開く輸入盤 アーノンクール指揮/ロイヤル・コンセルトヘボウ ドヴォルザーク:交響曲第8番 Op.88&交響詩《真昼の魔女》Op.108
アーノンクールのちょっと異色な音楽作りのこの一枚。そのユニークさに、「また、アーノンクールが手前勝手に・・・」と思ってしまいそうですが、今まで隠されていた風景描写や自然そのものの音を丹念に引き出そうとしているかに感じます。
国内盤で第7番とのカップリングも出て居りますが、敢えて輸入盤を選びました。それは、非常に劇的な演奏で、交響詩が収録されているからです。
ドヴォルザークにとって重要なジャンルでありながら無視されている交響詩。単に余った時間を交響詩に充てているのではなく、その価値を知って貰いたいとの明確な意志があると思います。

おすすめDVD:

輸入盤DVD ジョージ・セルのTVドキュメント One Man's TriumphのAmazonの商品頁を開く輸入盤DVD ジョージ・セルのTVドキュメント One Man’s Triumph
上述の名指揮者ジョージ・セルのドキュメント!1960年代初期に北米でTV放送された番組との事で、輸入盤なので英語で聴く他ありませんが、セルの実演は勿論、貴重なリハーサル風景に、ピアニストの腕前なども見られる大変面白い内容です。セル・ファンは勿論、オーケストラの音楽がどう作られるか興味がある皆様すべてに楽しんで頂けると思います。
ごく一部ながら、発売元のVideo Artist InternationalがYouTubeにPV映像を載せております。

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◎モーリス・ラヴェル:管弦楽編曲版《道化師の朝の歌》
Lesson56 プラティニ国際指揮者コンクール ジャンの三次予選の課題曲

ピアノ曲として作曲された《鏡》から、ラヴェル自らの手によりオーケストレーションされたのが、第三曲《洋上の小舟》とこの第四曲《道化師の朝の歌》。カラフルではずむリズムの楽しい曲です。

おすすめ名盤:
CDについては、このエントリーの最初の紹介曲 ラヴェル:管弦楽編曲版《亡き王女のためのパヴァーヌ》でご紹介したアイテムにちゃんと収録されておりますので、ここではDVDの名盤から!

DVD セルジウ・チェリビダッケ指揮ミュンヘン・フィル ドビュッシー&ラヴェル管弦楽曲集の商品写真輸入盤 DVD チェリビダッケ指揮ミュンヘン・フィル フランス管弦楽曲集
ゆったりとしたテンポで、美しく荘厳でありながら軽やかさを残す晩年のセルジウ・チェリビダッケの名演。DVDで指揮する姿も興味深ければ、メロディが各楽器を受け継がれる様子もよく判ります。
収録曲は得意のドビュッシーとラヴェルの名曲。ラヴェルは《道化師の朝の歌》・《スペイン狂詩曲》・《ボレロ》、ドビュッシーは《牧神の午後への前奏曲》そして《イベリア》です。

おすすめ書籍:

『私が独裁者?モーツァルトこそ!―チェリビダッケ音楽語録』のAmazonの商品頁を開く『私が独裁者?モーツァルトこそ!―チェリビダッケ音楽語録』
何度かご紹介した指揮者セルジウ・チェリビダッケの書籍。この放言集(?)は、チェリビダッケの人柄をよくあらわしているのではないでしょうか?無茶な断言も多く、こちらは笑ったり、驚いたり、唸らされたり。しかし、
怒ってしまったら詰まらない本で、そこはこちらの度量が試されて居りましょうか!?偏屈だけど心根のあったかい人なんだろうなぁ・・・お粗末ながら一言で言うと、これが私の感想です。さらなる詳細は、Look4Wieck.comの『私が独裁者?モーツァルトこそ!―チェリビダッケ音楽語録』紹介記事からごらんください!

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のだめカンタービレ第10巻についての、Look4Wieck.comのおすすめ名盤・名著でした。

最新刊にはまだまだ急がねばでありますが、なにはともあれ一風変わったご紹介になっていれば幸いです。タイムリーなご購読には、ぜひRSSをご活用ください。

では!


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